夏の和え物(その1) / 2004-08-08 (Sun)
夏になるとちょこちょこ食卓にのぼっていた食べ物、ずいき。
わが家はいつもごま和えだった。
すごくおいしいかと聞かれれば「どうだろう?」っていうぐらいの物なんだけれど
あったらあったでどんどん食べられる。
いろんな野菜を年がら年中見ることができるようになった今でも、生は夏以外に見かけたことはほとんどない。
乾物としては出回っているようだけれど、それもあまり見ない。
それは裏を返せば、そんな年中食べたいと言うほどのものでもないということなのかもしれないけれど
だからこそ、出回り始めたら「この時季に食べておかないと」って思わせる食材。
ずいきは里芋の茎で、中はスカスカのスポンジ状。
調理法は簡単だけど面倒。
大きなお鍋にたっぷりの水を沸かしてゆでる時
軽くてお鍋の上にぷかぷか浮いてしまうから、途中お箸で何度も沈めないといけない。
ゆで上がったらそれを冷水につけて皮をむいてしぼる。
すったいりごま、だししょうゆ、適当に切ったずいきを混ぜてできあがり。
生の状態だとかさばるから、結構たくさん作ったつもりでいても
ゆでてしまえば本当に少しで、いつもとてもがっくりする。
たっぷり堪能したければ、かなりの量をゆでて皮をむかないといけないのが難点。
でも、まぁ、ごま和えなんで、そんなにたっぷりは普通食べないのかもしれない。
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